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2021.05.31
メディア

【祝】全国どこでも、幼稚園や保育園の自転車送迎ができるようになる日

明日6月1日から、広島県でも未就学児までは自転車送迎ができるようになりました!

広島県報 定期第41号 令和3年5月27日(木)

 

ようやく、全国どこに住んでいても、幼稚園や保育園の自転車送迎が法律違反をせずともできるようになったんですね。もう、ルール違反をしていることに後ろめたさを感じなくてもよくなったんですよ。
ふたごじてんしゃユーザーさんは守ってくれている方も多く、これでわたしも安心してユーザーのみなさんへ自転車送迎をおすすめできます。

 

では、各都道府県細則で6歳未満と年齢で区切られていたことで、どんなお困りごとがあったのか一部ご紹介いたしましょう。

・子どもが通う園から、「6歳のお誕生日を迎えたので、あすからは徒歩通園してください」といわれた

・行政リースで借りている電動自転車を、6歳のお誕生日を迎えたので返却しなくてはならなくなった。電動自転車が借りられるから、遠方でも通えるとおもって入園した幼稚園なのに、足がなくなって明日からどうしたらいいのか困っている。

・6歳になった日から、子どもだけ自転車に乗せて手押しで卒園まで過ごした。

 

アンケートでいただいた声も掲載しておきますね

・ もっと乗れる期間を長くして欲しいです。できれば小学校低学年も対象にしてくれると、学童や習い角への送迎にも使えてありがたいです。小学1年生なんて保育園児とたいして身体能力も危険察知能力も変わらないです。安全に送迎できるならこしたことはないです。

・自転車があるから、通園を続けられる状況を想像できます。
毎日通う大変さ┉雨、園により週末の寝具、買い物、自分の荷物┉自転車がなかったら~通えない。
交通の利便性もあるし、是非、改正されますように。声が拡がりますように

 

これまで法律違反が常態化しており、利用者自身が「子ども乗せ自転車」の現状のルールを認識できる機会は極端に少なかったと思います。

また、ルール上6歳未満しか乗せない仕様になっている自転車に、乗せづらいなと感じつつも必要に迫られた人たちが、その不便さを自分の工夫で乗り切ってしまったという問題もあります。

もし、ひとたび事故を起こせば、使っていたママたちが批判されることでしょう。そして、このような使い方しかできない状況にあることを、わたしたち企業側は十分に知っているのです。でも、何も手を打ってこなかったのです。子ども乗せ自転車を提供し続けてきた自転車メーカー側にも、責任を感じずにはいられません。

キラキラした自転車広告でイメージ戦略をはかるのではなく、いま苦労して送迎しているママたちにあう「乗り物づくり」と「法整備」に今後は力を貸してほしいと思います。

 

ネット署名サイト「change」でも活動をつづけ200名以上の署名とコメントをお寄せいただき、ともに必要性を訴えてくださったみなさまに感謝です。

changeサイトの不具合でこれまで署名いただいた方のリストや、コメント内容にアクセスができず、直接お送りできないメッセージをこちらもで掲載しておきます。

 

これまで応援いただきまして、ありがとうございました。

おかげさまで、2021年6月1日広島県も規則がかわり、全国どこでも未就学児の自転車送迎ができるようになりました。

これまで、「道路交通法はかわらないよ」という他者からのアドバイスがあり、どうしたものかと頭を悩ましていたのですが、「声を上げるのはタダよね?」とこのサイト(Change)で署名活動というかたちで発信をはじめました。
もともと、講演会や自転車関連のイベント、自転車にかかわる表彰式では訴えてきましたが、それほどの影響力はなく、ぼちぼちやってきたというのが正直なところです。

ここでの活動がどのように影響したのかは不明ですが、国内で変えいこうと想いをもった方々がいてくれたことに、うれしく感謝しています。

この改正をうけ、今後は就学児の同乗について取り締まりが厳しくなるでしょう。また、事故などがあった際、小学生以上の子ども(人)を乗せていることに責任が問われるようになってくるでしょう。

子ども乗せ自転車は、ひとりで自転車に乗れない子どもを乗せて走る自転車という役割だけでなく。「送迎を必要とする子ども(人)を乗せる自転車」としての役割も担っており、遅くなった学童のお迎え、発熱した体調の悪い子どもの通院、塾の送り迎え、身体障がいや発達障がいなどで徒歩での通学が難しい子の送迎などにも利用されています。

日本はまだまだ道路などの環境問題も抱えていますが、環境整備と併せて、同乗者を子どもだけとするのではなく、移動にサポートを必要とする人達の「人を乗せる自転車の文化」もつくっていかなければならないと考えています。

ふたごじてんしゃ社は、人を乗せる自転車文化の旗振り役として、これからも様々な問題提起をしていきたいと思います。

それでは引き続き、応援とご協力どうぞよろしくお願いします。

 

では、署名活動は今回の投稿を最後に成功プロジェクトとして終了したいと思います。

 

 

取材いただいた記者のみなさま

小さな活動でしたが、みなさんの丁寧な取材と発信力で代弁いただき、ありがとうございました!

※タップいただくと、記事へ飛びます!

 

2020年6月 神戸新聞社

2020年8月 日本経済新聞社

2020年10月 中日新聞社

2021年5月 読売新聞社

 

応援いただいた議員のみなさま

※順不同。直近でやり取りさせていただいた方のみ掲載させていただきます。
ほかにも多くの議員のみなさまから応援いただきました!ありがとうございました。

 

・兵庫県議会議員 黒川治さん

・衆議院議員 大西健介さん

・武蔵村山市議会議員   鈴木明さん

・武蔵村山市議会議員 木村 祐子さん

 

 

応援や相談、情報提供でご協力いただいた有識者のみなさま

※順不同。直近でやり取りさせていただいた方のみ掲載させていただきます。

 

サイクルスポット 加藤専務

・OGK技研 木村社長と社員のみなさま

コンズサイクル 近藤社長

自転車工房いのうえ 井上さま

自転車活用推進研究会 のみなさま

・金沢大学 岩本健良先生

・古池弘隆先生

・谷田貝一男さま

 

 

これまで多くの方にご賛同いただけたこと、感謝いたします。

また、小さな声を拾い動いてくださった、わたしには見えない方々へも感謝いたします。

今回の改正をうけ、次は「人を乗せる自転車」について共に考えていただきたく思います。

 

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