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2019.12.18
つぶやき

【ブログ】活動を始めたころにうけた衝撃が、今につながっている

こんにちは、ふたごじてんしゃ中原です。

きょうはつらつらと思っていることを書き留めるブログです。

 

 

先日、活動を応援してくれている東京在住のパパから

「サイクルスポットって取扱い店舗だとおもうけれど、売ってないよね?」って聞かれました。

 

『そうか、店頭に並んでいなければ「売っていない」と思うんだな』ってことをはじめて理解したなかはらです。

この「店頭にならべない理由」は、過去に感じたことを大切にした結果なんです。

 

 

まず、わたしが2011年、ふたごを2輪自転車にのせて激しく転倒したのをきっかけに

「ぜったい、こけへん自転車に乗るねん!」と決意をし

近所の自転車屋さんへ行って「こんなこんな(身振り手振りで)自転車がほしいから、お願いします!(^▽^)」が活動のはじまりです。

まったくの無知すぎるところからのスタートでした。

 

さて、自転車業界(小売業界)にいるかただったら、当たり前のことだろうけれど

店舗さんにヅラヅラと並ぶ自転車が、すべて店舗さんが買い取ってあそこに並んでいるということさえも知らなかったんです。

 

買取だって知ったときの、あの衝撃。

こんなに高価な自転車が、こんなに沢山ひしめきあって並んでいるって・・・・

自転車がバンバンうれているのみたことないけれど??

「え? え??? だったら、これ売れ残ったらどうするの???」

 

型落ちセール品となって値下げして並ぶんだと教えてもらいました。そらそうだよな。社会のしくみってそうだよな。

ということは、売れ筋商品は仕入れたいけれど、売れない商品はリスクをおかしてまで仕入れてもらえないことぐらいは理解できました。

 

 

さて、ふたごじてんしゃ。

バンバン売れていくような、誰にでもフィットするような自転車ではありません。

どんな暮らしをしたいかのイメージが一致する人にしかあわないし、環境も影響します。

欲しくても使いたくても、泣く泣く諦めてもらうこともいまだにあります。

 

それくらい、ある意味、誰にでも売ることができない、店舗さんにとっては仕入れリスクの高い商品なんです。

だから、そんなリスクを店舗さんだけに負わすことが前提となると、店舗さんに嫌がられて仕入れてもらえない。

仕入れてもらえないと、店頭に並ばないから必要な人に届けられない。

(今回説明がややこしくなるから、受注商品の扱いだったら?のところは割愛するね)

 

うーん 「仕入れてもらう」 ってヘンな考えだよな。

なんだか違うよな。

必要な人は見えているんだから、必要とする人にきちんと届けてくれて一緒にふたごじてんしゃを支えてくれる仲間という存在が欲しいんだよな。

 

お出かけのツールを必要とする人が、ふたごじてんしゃを名指しで欲してくれる人に届けられる様にするにはどうしたらいいんだろう。

だからといって、ネットで売っちゃうようなことがあると支えられる仲間づくりどころか

日常のくらしで困っているからふたごじてんしゃを望んでくれたのに、非常時のメンテナンスができないようじゃ日常に不便が生じて意味がない。

 

そんなことを色々考えた結果、アセスメント販売®や、店頭在庫を置かない方針にしたりだとか、たとえ広がりがおそくても、時代と逆行したとしてもネット通販はしないことを選びました。

 

ただ、「こうなったらいいな」の理想は誰にでもあることで、理想を現実に進めるにはひとりの力ではむずかしいことばかりです。

今回、「こんな風に進めていきたい。ここを大切にしていきたい。」というポリシーを貫けたのは、OGK技研の木村社長(当時は専務さん)が理解してくれたからです。

 

いま、個人店舗さんや、地域密着型で展開する店舗さん、そして全国展開をすすめる店舗さんが入ってくれています。

でも、こんな理由から店舗在庫を置いていません。

だから、店舗さんへ行ってふたごじてんしゃがなくても戸惑わないで、店員さんに聞いてみてね。

また、取扱い店舗一覧に店舗名がのっていなくても、系列店ならいちど聞いてみて欲しいなとおもいます。

 

【取扱店舗一覧】 https://futago-jitensya.jp/ogk_tenpo

 

昨日、四国全県にまずは1店舗ずつ取扱い店舗ができました。

こうやって広がっていく姿をみることができて、とてもうれしいです。

 

2014年に、わたしが中原製ふたごじてんしゃに乗って「自由だ―」って喜びながら走っていたとき、未来の映像が降ってきました。

その映像は、わたしが交差点にたっていると、向こう側に双子をふたごじてんしゃに乗せたママが楽しそうに子ども達としゃべっているシーンに遭遇するというものです。

これが実現する日がくるのか、ずっと楽しみでなりません。

 

 

幼稚園入園した双子。集団登園をいやがって、しばらくふたごじてんしゃで通っていました。 なんてかわいいんだろう。

 

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