ニュース
2017.10.22

地元双子ママがつくってくれた、東戸塚イベント開催ストーリー

今回、初めての試み「ママの誘致で試乗会を開催することが決まった場所」があります。
今日はその経緯をお話させていただきますね。

きっかけは、7月に横浜カーフリーデーの方にお誘いいただき参加させてもらった「横浜開港祭2017」。

その時に知り合ったママが、「ぜひ地元での開催を」とお声がけくださって、今回試乗会を開催することができました。

試乗できる場所探しは本当に大変で、私もとても苦労しています。
今回も例外でなく、双子ベビーカーに小さなお子さんを乗せてあちこちに掛け合ってくれました。

一度しかお会いしていないのに、ふたごじてんしゃと中原が目指している想いを理解してくださり、本当に感謝しかありません。

以下ご紹介する内容は、企画してくれたママから試乗会開催にいたるまでのおはなしです。

1人のママから始まった企画。それを手伝ってくれたママたち。
HさんやOさん、地域の子育て支援の方々。
T所長や会場を提供してくださった方。

東戸塚に住まう沢山の方たちが、「自分には関係がないかもしれない『自転車移動で困っている人』」へ機会をつくってくれた、とっても心温まるストーリー。

今回は、ふたごじてんしゃ試乗会のお話ですが「誰かの為に何かをしたい。」
そんな気持ちは大きなエネルギーになって、周囲をどんどん巻き込んでいくんですね。

この地元の方の「親切」がいっぱいつまった「東戸塚試乗会」開催日は11月3日です。
あと少し枠がございます。
よかったらいらしてね。

 東戸塚試乗会申込フォームはこちら

当日は、子育て支援施設のスタッフさん2名が午前中お手伝いに入ってくれるそうです。
ありがたーい!

ほんっと、いつも神奈川の方にはご親切にしてもらってるふたごじてんしゃ。
いつか、恩返しできたらいいのにな。

 

東戸塚イベントの開催決定のストーリー

横浜市に住む2歳双子の母です。
今回、私の住む戸塚区でふたごじてんしゃのイベントが開催されることになりました。

開催決定に至るまで、中原さんはもちろんのこと、周りのたくさんの人たちの手をお借りしました。
その感謝の気持ちを込めて、そして子育てに頑張るママたちにパワーを送りたくて、
開催決定までのこと、私が思ったことなど書かせていただくことになりました。

 

ふたごじてんしゃとの出会い

私がふたごじてんしゃの存在を知ったのは、2016年の秋でした。
新横浜での試乗会のレポートをたまたま見て、ふたごじてんしゃに一目惚れ。
当時の我が家の移動手段は2人乗りの横型ベビーカー。
保育園までの1キロ、小児科まで20分、最寄駅やスーパーまで30分、どこに行くにもベビーカーでした。

子ども達が歩けるようになったとは言え、突拍子もない動きをする2人を私一人で制御する自信もなく、2人乗りの大きなベビーカーじゃバスにも乗れず、雨の日も風の日も猛暑日もとにかくベビーカー。

そろそろ電動アシストつきの自転車が欲しいな、と思い始めていたころでした。
でも前の席に乗せられる期間考えると無駄かな、そもそも運動神経の悪い私が前後に子供乗せて自転車に乗れるんだろうか…となかなか買えずにいました。

そんな時に知ったふたごじてんしゃ。

5歳まで後ろに2人乗せることが出来て、三輪で安定性もバッチリ。
もうこれしかない!と情報収集を始めました。

 

2017年 横浜開港祭

関西でのふたごじてんしゃイベントのレポートを見るたびに、いいなー関東でもないかなーと思っていた今年7月。
横浜開港祭の中のイベントでふたごじてんしゃが展示されるというニュース。
これは行くしかないでしょ!と私の参加しているふたごみつごの会のメンバーを誘ってふたごじてんしゃに会いに行きました。

1~2歳の双子4組で、電車を乗り換えての大移動。

前日から連絡を取り合い、駅の構内図や地図とにらめっこしてのお出かけ計画。
平日昼間とは言え、場所を取る双子ベビーカーで電車に乗ったり、混んでいる横浜駅の中を移動するのは勇気がいります。
それぞれ別のドアから乗車し、駅では何回にも分けてエレベーターに乗り、ようやく会場にたどり着きました。

ずっと見たかったふたごじてんしゃ。
ずっとお会いしたかった中原さん。

交代でふたごじてんしゃに乗ったり、中原さんとたくさんお話して、頑張って来て良かったなぁと心から思いました。

中原さんとお話しする中で、印象的だったこと。

それは、私の住環境や子供達の年齢、どう使いたいかを聞いた上で「ふたごじてんしゃは買わないほうがいい」と言われたことです。

なかなか開発者みずからそんなこと言わないですよね(笑)

私自身、電動アシストつきの発売時期を聞いて、うちは無理かな…と薄々思ってはいたのですが、まさか中原さんから言われるとは…笑

ふたごじてんしゃを開発していく中で、いろんなことを経験して体感して考えた中原さんだからこそ言える言葉だと思いました。

うちは買わないかもしれないけど、ふたごじてんしゃを実際に見て、そしてふたごじてんしゃに触れてみて「欲しい!」と言ってる双子ママ仲間を見て、やっぱりこれは必要なアイテムだ!と感じました。

私自身子供達が小さい頃から双子の移動問題を抱えて辛かったので、これを必要としているママたちに、何か出来ないか、何かしたい!と思うようになりました。

中原さんが「みんなが住んでる街で試乗会やりたいんだよね」と言ってくれたこともあり、地元での試乗会実現に向けて、動き出すことにしました。

 

場所探し

試乗会やりたい!と思っても、何からやればいいのかさっぱり…笑
そこで、周りに助けを求めることにしました。

ふたごみつごの会のお世話をしてくれている、小学生の三つ子のママであるHさん。
一緒に開港祭へお出かけした2歳の双子ママのOさん。

フットワークの軽い二人に協力をお願いしたところ、快くOK。
Hさんは子育て支援施設の職員さんや地域の民生委員さんなどあらゆる人脈を駆使して情報収集してくれ、スポーツの大会に数多く出場した経験のあるOさんは試乗会が出来そうな場所をたくさんピックアップしてくれました。

私自身も地元のショッピングセンターに問い合わせたり、警察に話を聞きに行ったり、場所探しに奔走。
ここはいい!と思った場所が見つかっても、管理者の許可が下りなかったり、そもそも自転車の乗り入れが禁止だったりでなかなか許可が下りません。

関東での試乗会の日程が決まっていたので、そこを目指して動いていたのですが思うように進まず、個人の力では限界を感じ始めました。

これは作戦を練り直して仕切り直さなきゃいけないかな、と中原さんにも「この秋の試乗会は無理そうです」と連絡をしたその日。

Hさんから開催できそうな場所が見つかったと連絡がありました。

 

開催場所決定

場所は駅近くにある駐車場。
後から聞いた話ですが、Oさんと子育て支援施設の所長Tさんが「どこか良い場所ないかね~」と話している時に、ふと窓の外を見て、「あそこいいじゃん!」となったそうです(笑)

Tさんが即その駐車場の管理をしている施設に連絡を取ってくれ、後日、TさんOさんと一緒に駐車場の管理をしている施設の担当者へ説明に伺い、あれよあれよという間に使用許可が出ました。

試乗会の場所としては理想的な場所じゃないことが気になり、中原さんに連絡したところ、「ここまでやってくれたんだもの。そこでやりましょう!」と言っていただき、東戸塚での開催が決定。

中原さんと電話しながら、泣きそうになるのを必死に我慢しました。

 

今 思う事

今回ふたごじてんしゃの試乗イベントが決まるまで、本当にたくさんの方の協力をいただきました。
私一人では途中で諦めていたと思います。

みんなが自分のことのように考えてくれ、動いてくれたおかげで、ここまでくることが出来ました。
私は何でも自分でやりたい人間で、特に子育てにおいて、人に「助けて」と言えない、言いたくないタイプでした。

でも、「何かやりたい」と思った時、時にそれは自分の「やりたい」という気持ちだけではどうしようもないことがあります。

そんな時に「助けて」と一言言うだけで、たくさんの人が動いてくれます。
一人ではできなかったことが、みんなの力を合わせればできるかもしれません。

今回のことは、私自身とても自信になりました。
そして、私の周りにはこんなにも支えてくれる人がいるんだと気付くことが出来ました。

東戸塚での開催が決定した後、ふたごみつごの会のグループLINEでそのことを伝えると、みんな「すごい!」「絶対行く!」と喜んでくれました。
ふたごみつごの会のメンバーが喜んでくれたこと、それが何よりも嬉しかったです。

ふたごじてんしゃ、待ちわびている人がたくさんいると思います。
今回私がこうして動いたことで「地元の人と一緒に開催する試乗イベントの前例になればいいな」と中原さんが言ってくれました。

正直大変なこともたくさんあります。

でも…
これまで気づかなかったことに気づけます。

人として親として成長できます。(子供達が大きくなった時、今回のことは絶対話そうと思ってます。)

そして何より、たくさんの優しさに触れます。

試乗イベントに限らず、「何かしたいな」と思ったらまずは一歩踏み出してみてください。
まずは「やりたい!」って声をあげるだけでもいいと思います。
きっと何かが変わります。
今回のことが、誰かの一歩踏み出すきっかけになれば、私もうれしいです。

totop