5/5 チームメンバーと関係者のみなさんにありがとう
5/5サイクルドリームフェスタで試乗会
チームメンバーと関係者のみなさんにありがとう
ふたごじてんしゃユーザーの双子ママがスタッフに入ってくれたので、受付はやさしい雰囲気で包まれました😊
試乗には、ふたごじてんしゃが大切にしているポイントを伝えながらも、乗れるまでサポートしてくれるスタッフで対応させてもらいました!
以下のエピソードは、ふたごじてんしゃ試乗が目的ではなかったママのお話しです。
小学低学年くらいの男の子と小さな女の子ひとりをベビーカーに乗せたママが、ふたごじてんしゃブースに来てくれました。
『試乗できますか?』とのことで当日受付をしていると、『息子がマウンテンバイクを試乗するので、向こうからスタートしたいです』と、一般試乗車のスタート地点を希望されました。
それには、私も困りました。なぜって、走行に慣れるまで伴走したり停車してレクチャーを必要とするふたごじてんしゃは、スピードを出して走る一般車とスタート地点を一緒にしては接触事故などを起こしかねず、事故を防ぐ目的もあり一般コースの3/5地点からのスタートとしていたからです。
事情をママに説明し、同じスタート地点から試乗することはできないことをお伝えすると、「どうしたらあの子の望みを叶えてやれるのだろうか」といった表情になりました。
本当にそう思ってらっしゃったのかは、正直確かめていないのでわかりません。
ただ、私や受付にいた双子ママ達も、こういった表情は沢山みてきたし、自分達もそんな表情をしてきたから、心の声が聞こえてくるようでした。
「双子だから、それぞれの望みを丁寧にきいてやれない」「叶えてやれない」
あくまでも勝手な想像ですが、「ベビーカーに乗せているこの子を置いて私が試乗に付き添うわけにもいかず、だからといって、またこの子(お兄ちゃん)がやりたいと言っていることを、妹がいるからといって我慢させるのはしたくないな」といったように思えて仕方がありませんでした。
『どうしたら、お兄ちゃんのやってみたいを叶えられるのだろうか』とあの場にいる私を含めたスタッフ6人が同じようなことを考えていたところ、なんとお手伝いで入ってくれた井上さんが、ご自身の自転車でお兄ちゃんを伴走してくれることになりました。
この申し出でママの表情はパァーっと明るくなり、お兄ちゃんの元へ井上さんを案内しに急いでベビーカーを押していかれました。
このやりとりは、本当に数分の出来事でした。なのに、私には少し長く感じました。出展者として、決められた枠組みの中で、どうすればあの子が「乗ってみたい」と声に出してくれたことを、大人たちで叶えるのは、ちょっとした壁を感じていたからかもしれません。こんな風に解決できて、あの場にいるみんなも胸のあたりにあたたかいものが広がり、嬉しかったです。
わたしはそのまま試乗対応にでてしまったので、その続きを見届けられなかったのですが、息子さんが出発されてから、ママはベビーカーを押して戻ってこられ、娘ちゃんをふたごじてんしゃに乗せて試乗に出られたとのこと。「この子(娘ちゃん)も乗りたがっているんです」と私に伝えてくれた言葉が印象に残っています。
最後になりましたが、このイベントにお誘いいただきサポートくださった関係者のみなさまに感謝いたします!