2014年11月4日 試作機メーカーとの関係解消
この時の心境は
以下に添付した “ ” で囲われた内容は、2014年11月4日にアメブロに投稿したものです。
この記事を書いた日の事を、今でもよく覚えています。
「協力関係解消」なんて書いたら、ふたごじてんしゃの製品化を待ち望んでいる人の気持ちを裏切ってしまうのではないか。
落胆させてしまうのではないか。
そんな事を心配していました。
そして、もう私と一緒に歩いてくれる人がいないのに、「これを作ります!」と宣言してていいのだろうか。
このまま歩き続けていいのかどうか、それさえも分からず、とても怖い時期でした。
作ってくれる人がいなくなった以上、ふりだしに戻り
「作れる人探し」から始めなければなりません。
そもそも、試作をつくってくれる所を見つけるのに、3年近くかかったのに
また新たに見つける事なんて本当にできるの? と自分に問い続けていました。
何度もメールでやりとりをし、電話でも話し、先方の元へも出掛けて行き、落としどころを必死で探しました。
「この手を離すものか」 と執着した時期もありました。
それでも、やりたくないという人の手を無理やりひっぱってやってもらっても
いいモノなんて出来るはずがない。
だから、「自分が怖いから、不安だから」 という理由で、相手を繋ぎとめることは違うと判断しました。
この頃は、FBもしていなくて、今のように、「ふたごじてんしゃ」のフォロワーさんがいてくれるわけでもなく
単に、私という人間を応援してくれる 夫(この時はあまり応援してなかったかも(笑))と学生のころからの友人だけでした。
この活動を続けている意味があるのかどうかさえ分からない時期でした。
時間も費用もどんどん流れていきます。
「こんな事に割いてていいの?!子育てしたら?」 と また外野から声が聞こえてきそうでした。
それでも諦められなかった。
ふたごじてんしゃがあるだけで、こんなに楽しくって、こんなに自由になれるのに、誰にも届けずに諦めるなんてできなかった。
道でよくみかけるあの人に届けるんだ。
あの人さえ喜んでくれたら、それでいいんだ。
そう自分に言い聞かせていた時期でした。
この時は、まだ誰にも泣き言を言ったりしない時期だったかも
ひとりで耐えていました(笑)
今は、私らしさが分からなくなった時は夫に相談し、ふたごじてんしゃの事で迷ったら聞ける仲間ができました。
なんて、なんてありがたいことなんでしょう。
あのブログを書いていた「こわい こわい」と言っていた時の私に教えてあげたい。
「大丈夫だよ」 って。
2014年11月4日 アメブロへの投稿記事
それでは、アメブロの過去記事です~
とってもガチガチで、今だから笑えます (^_^;)
もし、当時この記事を読んでいただいた方がいらっしゃったら、どうお感じになっていたのか教えてくださいね~
11月の3連休が終わり、気持ち新たにスタートを切りました。
さて、本日はご報告がございます。
10月末をもって、双子自転車の製造メーカーとの共同開発は終了することとなり、協力関係を解消いたしました。
理由は、製造メーカーに大口の仕事が入ったため多忙となり、双子自転車の開発に時間をさけないからです。
現在アップしている双子自転車は試作第2号で、沢山の改良を必要としています。
製品化するにはまだ早い段階です。
また、現在私も子供を乗せて使用しておりますので、一日も早くもっと安全で快適な自転車を必要としております。
当たり前のことですが、大切な子供を乗せますので安全面での改良を最優先とし、法令を順守した製品作りをしなければなりません。
それをクリアするためには、自転車のあらゆる知識と情報が必要となってきます。
しかし、これらの知識を集めるのには、相当の時間や労力を費やします。そして、私一人ではできないことで、協力メーカーさんの力も必要となってきます。
今回、『開発の時間は割けない』ということでしたので、解消することを決意いたしました。
これでまた、私は一人になりました。
去年の今頃はそんな状態でした。
あちこちメールをし、理想とする自転車を実現してくれるメーカー探しに奔走しておりました。
断られてもめげずに続けておりました。
しかし、今は、形になった双子自転車が手元にあります。
そして、応援してくれる友人がいます。夫がいます。子供がいます。
だから、置かれてる状況は去年とは全く違うんだということです。
双子自転車を製品化すべく、開発のスピードをあげ最高の双子自転車が完成できるよう、新たなパートナーを見つけるべく進むことを決意いたしました。
最後になりましたが、双子自転車の試作品である1台を世に出せた事、メーカー様に感謝いたします。
これからこのブログは、双子自転車を製品化できるまでの様々な私のアプローチをご報告していきます。
紆余曲折しながらも一歩ずつ完成に向けて進んでいきます。
どうぞ応援よろしくお願いいたします。
・・・・
私は、事務経験しかない有職主婦です。
双子自転車は、双子や年子ゆえの生活の不便を改善すべく個人で企画して完成を目指しております。
まったく知識のない世界は不安も多く、孤独です。
どの企業に協力をもとめていけばいいのか未知の世界です。
それでも、結婚し子をもち、家庭を支える主婦になったからこそ、いままで男性と同じように働いていた頃とは違った視点が持てるのだとおもいます。
これが私の強みだと思っております。
生活の不便を感じている主婦の方々が、『こうなれば世の中もっとよくなるのに!』 の気持ちさえあれば実現可能なんだという事を、このブログをとおしておひとりでも感じて頂ければと僭越ながら思っております。