4歳双子くん
今年に入ってから、とても熱心にメッセージをくださる双子ママさんに出会いました。
こちらのママさんは、道でふたごじてんしゃに乗る私を見つけてくださったようです。
勤務中で声がかけられなかったようで、帰宅してからネットで検索してふたごじてんしゃに辿り着いてくれました。
彼女からのメールには、「今すぐにでも、ふたごじてんしゃが必要なんだ」という切実な声が綴られていました。
そして、そのような自分の事情を押し付けて申し訳ないというような、私を気遣ってくれる言葉も添えられていました。
彼女のメールを読み、私は4年前の自分を思い出していました。
やっと見つけた、たった1つの製造メーカー。
「こんなにしつこくメールしたら嫌われるかも」と思いながらも、ここしか頼れるところがないので必死でした。
だからこそ、今回メッセージをくれた彼女の気持ちが痛いくらいにわかりました。
そして、読みながら、自分がまだ何もできていない無力さに泣けてきました。
それでも、私が泣いていては事は進みませんので
まずは彼女と直接お会いして、お話をすることにしました。
現状の何が問題なのかを共有し、待ってもらわなければならない理由を理解してもらいました。
それでも、必ず何らかの方法をみつけますと彼女に約束したのでした。
この時はまだ、いまの協力メーカーが入ってくれるのかどうかは分からない時でしたので
彼女はご自身のネットワークをつかって、なんとか試作できる会社を探してくれるようになりました。
現在は、協力メーカーがみつかった事を共に喜んでくれています。
この時、彼女から頂いたギフトに添えられていた言葉に
「中原さん、いままで諦めずに続けてくれてありがとう」と感謝の言葉がありました。
私が不便だったから、便利になる社会がみたくて続けてきた事が
こんな風に誰かに感謝してもらえるなんて思いもよらなかったから
びっくりして、これまた号泣でした(T_T)
さて、こちらのあったかい彼女の目線で子ども乗せ自転車の現状と問題点をまとめてくださいました。
これを読んでくださったら 「そうそう! 分かるわー」 という方が必ずいらっしゃるとおもいます。
Tさん、まだ「ふたごじてんしゃ」を提供できなくてごめんなさい。
4月から必要だと話されていたのに、あすから4月です。
今も大変な思いをされているのですよね。
目に見えるカタチでご報告できるものがなくて、申し訳ない気持ちです。
それでも、必ず出口をみつけるので、もう少し待っててください。
ふたごじてんしゃさんへ
<現状>
・シートに体が入る間は体重をオーバーしても乗せています。ふらつくけど20キロになっても乗せているお父さんもいます。とにかく小学校に行く前の保育園に通園している間は、無理して乗せているの感じです。
・前に1人、後ろにお姉ちゃんがもう一人ひざの上に座らせて、合計4人乗っている方を見たことがあります。荷物は後ろのシートの頭にたくさんひっかけているので、かなりの重量が自転車に負荷がかかっていると思います。
・自転車での保育園の通園はあきらめて、上の子に手伝ってもらって、ふたごの子を歩いて送迎しているお母さんもいました。
・今、ふたごのベビーカーを乗せているあるお母さんに今後の自転車のことを聞くと、ふたごを乗せれる期間が短いから自転車を買うのはやめとこうかなとも考えているとのことでした。ふたごじてんしゃのブログを教えてあげたら、もっと自転車がはっきり載っている写真がみたいとのことでした。ご参考までに。
・保育園送迎に自転車で15分以上かかるお母さんたちもいます。大阪市内は待機児童の問題もあり、自宅から遠くても通わないといけない、兄弟違う保育園になってしまいかなりの距離を走らないといけないお母さんたちもいます。また地方になると今度は近くにないから30分かけて自転車で送迎しているお母さんもいます。
<まとめ>
保育園の通園には、自転車が生活にかかせない家庭が多いです。現在市場にある自転車には体重制限があり危険だと分かっていても、しかたなく無理して乗せています。体重制限超えているからと言って、親を責めることはできないです。または自転車をあきらめてしまっている人もいます。みんな日々の生活に追われて、現状の中で不自由さを感じながらなんとか乗り切っている感じです。
私の場合は、動きまわる子たちなので、歩きでの通園は厳しいです。しかも今後自転車で15分もかかるところに引越しとなると、自転車じゃないと送迎は無理です。うちの子は乗り物に酔ったり、電車も途中で降りたいと泣き出したりで、自転車を使わないと移動は難しいです。こんな状況なので、なかなか気軽に外出ができず、親子で寂しい思いをしています。ふたごじてんしゃがあったら、ストレスが少なくて楽しく保育園や療育に通えそうです。(この春から専門の療育も始まり、2週間に1回北区から十三まで通います)お出かけの機会も増えて、家族みんながハッピーになれそうです♪
そう思うと、兄弟とも発達障害の家庭にも、ふたご自転車は夢の乗り物になると思います。
実は潜在的にほしい人はもっと多いのかもしれませんね。