【3期目】1年の感謝とこれからのこと
株式会社ふたごじてんしゃは、2才になりました。
自分で歩くことはもちろん、走ることだってできるようになりました。
それでも、こけることだって多く、まだまだ周りの方に手伝ってもらわないと出来ないことも沢山ありますが、新しくやってくる毎日に楽しさをみつけ、出来なかったことが出来るようになることに喜びを感じています。
昨年度を振り返り
発売開始
一番うれしいニュースは、2018年5月31日発売!
2011年から活動をしてきて、2014年に中原製がうまれ、2016年からOGK技研さんとともに歩み、2018年5月31日にようやく発売となりました!
ユーザーになってくださった方からは、SNSへの投稿や個別メッセージなどで喜びのお声とお写真を多数いただきました。
そのメッセージには、これまでの移動の大変さと快適になった日常の報告と、「つくってくれてありがとう」の言葉が並びます。
その一言ひとことに、心がうごき私自身が癒される時間となっています。
ありがとう。
こんなにも温かいまなざしでふたごじてんしゃを一緒に育ててくれてありがとう。
それぞれの迎えてくれたお家で、ママの子育てをサポートできるよう、一生懸命働かせてね。
そして、初回販売分の数がたりず、次回発売再会日の正式発表を現在おおくの皆さんにお待ちいただいている状態です。また、取扱い店舗が整っていると言える状況ではなく、お待ちいただいている方へは大変申し訳ございませんが、しばらくお待ちください。
※購入された方へは、そろそろ後期アセスメントを行っていく予定です。メールをお送りしますので、お待ちください。
発売日の延期
昨年は、発売日のお知らせをしたけれど延期につぐ延期があり、切望してくれているママに待ち続けていただいた一年でした。
どうしても次の手段を探さなければならないママは、ふたごじてんしゃを諦めざる得なかったり・・・
沢山の方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
試乗会が沢山できました
これまで多胎ママパパと直接お会いして、お話しをさせて頂いた方は1000人を超えました。
mailやSNS投稿での交流を含めるとそれ以上に。
子育て真っ只中の多胎ママパパはもちろん、子育てが終わった多胎ママ、年子ママ、単胎ママ、じぃじにばぁば。
ビジネス関係で知り合った方からも沢山の応援をいただき、当事者だけでなく当事者ではない方からの応援を沢山いただくことができました。
取説動画の制作をしました
「取扱説明書をつけるだけではだめなんです」
中原が2011年から活動してきて、「なぜ、3輪自転車がどうして広まらなかったのか」を日々考えることが多くありました。
その「なぜ」を考え「どうすれば」がわかれば、ふたごじんしゃが3輪であっても市場で生き残り続けることができるのではないだろうか。
ふたごじてんしゃを文化として定着させることは、再び多胎ママが移動手段で困らないことに繋がるはず。
作るだけではなく、少数であっても必要とされるところで生きつづけ、新しい子ども乗せ自転車の文化として定着させるにはどうしたらいいのだろう。
わたしが法人化した最大の理由でもあるから、考えつづけました。
その文化を育てるためには、まずは安全に使うための理解を促すこと。すると、紙の取扱説明書だけでは、安全への理解は促せないことがおのずとわかってきました。
自転車のことを購入前から判断できるよう、自転車の特徴を包み隠さず伝えることから始まり、自転車を提供する側からユーザーへ「交通法規」を伝えることで、道を利用する誰もが安全に共存できるよう学んでいただき、その上でユーザー自身がお子さんの安全を確保できる判断力をつけてもらいたい。
その為に、購入前から判断材料を提供し、交通法規も理解いただけるよう「取扱説明動画」を制作いたしました。
ここでは、一般募集した関西在住の双子ママと双子ちゃんにご協力いただきました!ありがとうございました。
アセスメント販売®
いろいろ考えてつくった取扱説明動画ですが、購入前にみなさんきちんと観てくれているのだろうか?
誰でも観てもらえるようにしているけれど、観ない可能性だって高い。
だから、最終窓口を設け「購入したい」と考えていただいてる方だけに、「アセスメント(購入前診断)」を行ってもらい、理解いただいた方が購入できるシステムにいたしました。
「なぜ、そんな面倒な事をするのか?」と尋ねられることもありますが、それは、安全に使ってもらえることが第一だから。
外に出たくて出たくてやっとお出掛けできたのなら、楽しく帰ってきてほしい。安全であってほしい。
おかげさまで、この趣旨に理解いただいたママパパからお礼のお言葉もいただいております。
買ってよかった、買わなくてよかった、とことん考える機会が得られた。
それぞれのご家庭の事情や環境によって、「ふたごじてんしゃさえあれば全て解決する」ものではなないということを伝えることが出来たとおもいます。
増やしたいのは「ふたごじてんしゃが我が家にきてくれて、本当によかった」という声を増やすこと。
■アセスメント販売®の流れ
購入前診断(インテーク) → (購入・日常使い) → 購入後相談(モニタリング)→ 評価(課題があれば相談をうけます)
今年度すること、したいこと、してみたいこと
・声にならない声を、拾いきれるようにしたい!
・ユーザーになってくれたママパパと会える機会がほしい!
・クラウドファンディングなどをつかって、なかなか行けない遠方でも試乗会をしてあげたい!
・地元ママからの誘致で試乗会ができたらうれしい!
・販売店舗さんでイベントをして、店舗さんとユーザーさんを地域でしっかり繋げたい!
・試乗会イベントで双子ママパパの交流ができるようにしたい!
・ふたごじてんしゃがなぜ必要だったのか、活動趣旨を話せる場所や機会がほしい!
・講演活動もしてみたい!
中原にとって、4人目の子どものように愛しい存在のふたごじてんしゃ。
この子が、みなさんのお役にたてるように、この一年も大事に大事に育てていきたいとおもいます。
3年目も、どうぞよろしくお願いします。
(おしらせ)
多くの方から要望があり、中原自身も必要性を感じている「レンタル事業」と「ピアサポート事業」は、別団体「特定非営利活動法人つなげる(2018年6月28日設立)」を立ち上げ、チャレンジしていくことにいたしました。
この事業は、これまで以上に多くの方のご協力を必要としています。どうぞ、ご支援いただけますようよろしくお願いいたします。「特定非営利活動法人つなげる」の案内や活動報告は、株式会社ふたごじてんしゃのHPではご案内することはございません。ただいまHPは準備中です。FBページ「NPO法人つなげる」から情報発信していきます。
2018年7月4日
株式会社ふたごじてんしゃ
代表取締役 中原 美智子