『ふたごじてんしゃ物語』が店頭に並び想うコト
2022年6月1日の今日。2つの書店さんで、拙著『ふたごじてんしゃ物語』が店頭に並びました。
出版のお話をいただいていから約1年。本屋さんに並んだ本をみても、まだ信じられない気持ちです。
この本が、どのような人の心に届くのか、手に取ってくれた方からお話しを聞かせてもらうのが、今から楽しみです。
あなたへのエールになったり、諦めなくていいというメッセージが届くといいなと思います。
先行販売店舗さんはこちら
■流泉書房さん
店頭販売とオンラインショップで販売してくれています。
初回限定となりますが、ご希望の方へはサインを入れてお届けさせていただきます。
また、流泉書房さん限定付録「独占著者インタビュー収録《苦楽堂だより》」付きです!
お店情報:兵庫県神戸市垂水区陸ノ町1−2−2 078-705-0911
●詳しくはコチラ→流泉書房さんのオンラインショップ
https://books-ryusen.stores.jp/items/627b0f8fb049a32f1e8f3452
■ジュンク堂書店西宮店さん
『ふたごじてんしゃ物語』フェアを実施中です。
フェア中は、ブースの横に、ふたごじてんしゃ(車体)を展示しています。
特徴的な車体をみて「???」となった方に、この本を手に取ってもらえたら嬉しいです。
本屋さんで自転車を置かせてもらえるなんて、感激です。企画をしてくださってありがとうございます!
お店情報:兵庫県西宮市北口町1-1 アクタ西宮西館4階 0798-68-6300
店頭に並んで思うこと
「本にしませんか?」と声をかけてくれた苦楽堂さん。そして、早い段階で事前予約やフェアの企画をしてくださった書店さん。
ふたごじてんしゃを進めてきた理由というか、なぜこれに取り組んできたのかを伝えられるきっかけをいただきました。本当にありがとうございます。
1歳をすぎた双子を前後の自転車に乗せ、転倒をしたことをきっかけに「二度とこけへん自転車に乗るねん」って誓ったのが2011年。
あれからもうすぐで11年になります。あの時の誓いが、いろんな形になったことに驚きが隠せません。
今回の執筆にあたり、言語化していなかったこと、苦しくてブログでは書いていないことが沢山あったことがわかった時間でした。
すごく黒い自分にも向き合ったし、悲しかったことを思い出したり、双子のママパパとの出会いからパワーをもらったこと、飛び上がるくらいうれしいかったことなど、いろんなことを思い出しながら書き進めていきました。
2014年には、我が家の双子がふたごじてんしゃで登園でき、2018年には、私以外の双子や年子ちゃんのご家庭へふたごじてんしゃが届けられるようになり、2022年には本が出版されるなんて、あの頃は到底考えられないことでした。
本を読んでいただければお分かりいただけるとおもいますが、わたしは何も持たざる者でした。ただ、目の前にある変えたい現実にむかって突き進んできただけでした。たどり着きたいあの場所へ行きたくて、続けてきただけなんだと思います。そして、その意志を持ち続け、行動ができたのは、助けてくれる人たちとの出会いがあったからなんだとおもいます。
いまもあなたのなかに、何か種のようなものがあるんじゃないかなって思っています。その種は、きっと誰かの生きやすさにつながったり、人生を楽しめるものになるのではないかと思っています。
この本が、双子を抱えるママパパや、何かにトライしてみたいとおもっている人や、自分には何もないんじゃないかと自分を疑ってしまっている人に読んでほしいと思います。
最後になりましたが、これまで関わっていただいたみなさんへありがとうと伝えたいです。
全ての出来事を伝えられなかったので、この場をお借りしお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。
わたしは、「双子や年子でも乗せられる自転車」の日常から、つぎは「人を乗せる文化」を創ります。
中原 美智子
株式会社ふたごじてんしゃ 代表取締役
NPO法人つなげる 代表理事